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松脂とは
松脂(まつやに)は、松から取れる樹液を固めたものです。柔らかいものから、硬いものまで種類はさまざまです。
色が明るい方は硬く、暗い方は柔らかいです。ざっくりですが硬い方はさらさらしていて、柔らかい方はベトベトしています。
配合される松脂によってその特徴は違います。松脂はもろいので注意が必要です。落として割らないように注意しましょう。
松脂を弓に塗ることにより摩擦力を高め音が出るようになります。自分の奏法、イメージにあった松脂に出会えることを願っています。
色々な松脂
ベルナルデル
粒子がきめ細かく、クリアな音色が特徴のベルナルデル。弾き心地もさらっとしており、夏場でもベタつかないです。
ヴァイオリンの人で使っている人多いかもしれません。さらさらにハマった時に使っていました。ヴィオラで。。。。
ジェイド
適度な弓への吸いつきとクリアな音色が特長です。
見た目も深い緑色という面白い松脂です。松脂の粉の舞い方が少ない印象を受けました。
ヴァイオリン用と買いてありますが、ヴィオラでもOKです。
クラリティー
アレルギーを引き起こしにくい、ハイドロカーボン製の刺激の少ない松脂です。
アレルギーでお悩みの方は試してみるのもいいかもしれません。(動画内で紹介したやつはうまく見つかりませんでした。)
調べてみると、こんなん出てきました!ラーセンからこんな松脂が!しかもビオラ用!
松脂 ラーセン Larsen ★ レッド 赤 ★ ロジン ビオラ用
黒猫(クロネコ)ダーク
とても有名な松脂です。ビオラはダークがいいかもしれません。
僕の待っている中では、引っ掛かりが強い部類になります。夏場ひっかかりすぎるようなら、ライトを使ってみるのもいいかもしれません。
リーベンテェラー
[LARICA] Gold [ラリカ] ゴールド リーベンツェラー(Libenzeller)の後継 (III 粘りやや強め(ヴィオラ/チェロ向け)
カラマツ樹脂に少量の金粉が含まれている松脂です。しっとりとした音色で、発音もとても良いです。
ヴィオラにおすすめなのは、ゴールド3番で粘りが少し強いタイプです。少し軽い方が好みでしたらゴールド2番でもいいかもしれません。
ギヨーム
ベルギーの弓製作家の巨匠ピエール・ギヨームが開発した松脂です。音質、発音など、とてもバランスの良い松脂です。
買った時は、木製のケースだったんですが、今は廃盤になったのかな?アルミ缶のやつが出てきました。中身はどうも一緒みたいです。
程よい粘度で弾きやすいです。音質が好きで長らくお世話になっていました。どちらかといえば、粘度がありグリップ力はある方だと思います。
アルシェ
私が買った時は、アルミ缶に入っていて201と呼ばれていました。今は、ソプラノと呼ばれているみたいです。
アルシェの中では、サラサラしている松脂だと思います。これを使っていましたがもうちょっとグリップ感が欲しくなり、
アルトという松脂に変えました。私が買った時は、201soloと呼ばれていたやつです。
今メインで使っている松脂です。音色もグリップ感もしっくりきています。
ベスポーク
最近、何かと話題になっている松脂です。
Supple(サプル)は、 暖かく、柔らかな上音色。
Crisp(クリスプ)は、 繊細で透き通ったはっきりとした音色。
とありました。私はサプルを選択しました。試奏程度でしかまだ弾いていませんが、確かに音質は向上したように感じました。
色々なところでもっと弾いて試してみたい松脂です。
公式サイトでは、サプル75%、クリスプ75%、50%×50%と選ぶことができます。
そしてなんとオーダーメイドも出来ます。自分だけの音色を見つけることができるそうです。なんともすごいことになっています!!
松脂 レザーウッド ベスポーク Leatherwood Bespoke Rosin viola Supple(サプル)
松脂 レザーウッド ベスポーク Leatherwood Bespoke Rosin violin Crisp(クリスプ)
動画
松脂のことや塗り方など、まとめてみました。
よろしければご覧ください。